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イオンカードとエポスカードは、どちらも流通系のクレジットカードとして人気のカードです。
両者共にwebでの申し込みができますが、身近なところに店舗があり、店舗での発行や受け取りができるという手軽さも共通しています。
店頭での申し込みキャンペーンなどを目にする機会も多いため、イオンカードやエポスカードを作ろうと考えている人も多いのではないでしょうか。
ということで今回は、イオンカードとエポスカードのメリットを比較しつつ、どちらがおすすめのクレジットカードかを見ていきます。
イオンカードとエポスカードのどちらかで迷っている人は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
イオンカードとエポスカードを比較
イオンカードの特徴・メリット
イオンカードの特徴・メリット
イオンカードは、総合スーパーの「イオン」「ダイエー」、ショッピングモールの「イオンモール」、コンビニの「ミニストップ」などと同じ、イオングループのイオンクレジットサービス株式会社が発行しています。
イオンカードの特徴
まずイオンカードの特徴についてまとめてみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ブランド | VISA・Mastercard・JCB |
貯まるポイント | WAON POINT |
ポイント還元率 | 0.5~5.0% |
追加可能カード | 家族カード・ETCカード(共に無料) |
付帯保険 | ショッピングセーフティ保険(年間50万円)・クレジットカード盗難補償(全額) |
イオンカードには、以下のような特徴があります。
- 発行手数料・年会費が無料
- 国際ブランドは VISA・Mastercard・JCB が選べる
- カード利用で「WAON POINT」が貯まる
- 通常のポイント還元率は0.5%
- イオングループ対象店舗でのポイント還元率は1.0%
- 毎月10日は通常のポイント還元率が1.0%にアップ
- 毎月20日・30日の「お客様感謝デー」はイオンの買い物代金が5%オフになる
- 50種類以上の提携カードがあり、イオンカードの基本サービスに加えて独自の付帯サービスが受けられる
その他にもイオンカードのメリットを挙げてみると、
イオンカードのメリット
クレジットカードに銀行のキャッシュカード機能を追加できる
イオングループには、グループ内に「イオン銀行」という金融機関があり、イオンカードのクレジット機能にイオン銀行のキャッシュカード機能も加えた「イオンカードセレクト」というカードがあります。
イオンカードセレクトを持てば、クレジットカードとキャッシュカード、さらにはイオン系の電子マネーWAON機能の3つを一枚のカードにまとめることができます。
なお後程紹介するエポスカードには、クレジット機能とキャッシュカード機能が一体化したカードはありません。
イオンカードのメリット
イオンカードは最短5分で発行可能!
イオンカードは、カード申し込み時に即時発行を申し込むことで、最短5分で登録したメールアドレス宛てに審査結果が通知されます。
その後スマホアプリ「イオンウォレット」でカード情報を受け取って、Androidなら「イオンiD」、iPhoneなら「Apple pay」に設定をすれば、iDやApple Payが利用可能な全国のお店ですぐにカードを使うことができます。
また「イオンウォレット」でカード情報を受け取った時点で国際ブランド(VISA・マスター・JCB)のカード番号・CVCコード・有効期限が発行されるので、ネット通販などでもすぐに利用可能です。なお、通常のプラスチックカード(物理カード)は1〜2週間後に自宅へ届きます。
またスマホの操作が苦手という方は、カード申し込み時に店頭受け取りを申し込むことで、審査結果の通知後にイオン銀行の「店頭お受取りサービス実施店」の店頭で「即時発行カード」という仮のプラスチックカードの発行を受けることもできます。
ただしこのカードは国際ブランド(VISA・マスター・JCB)が付いていないので、イオングループのお店でしか使えないクレジットカード。通常のカードのように国際ブランド(VISA・マスター・JCB)の提携店で使えるのは、1〜2週間後に自宅へ本カードが届いた後となります。
なおエポスカードも即時発行に対応していますが、詳細はエポスカードの項目で詳しくお知らせします。
イオンカードのメリット
イオンシネマで映画が安く見られる
イオングループは「イオンシネマ」というシネコンを運営していますが、イオンカードを使うことで、いつでも300円引きで映画のチケットを購入できます。
さらにイオンカードは提携カードを含めると50種類以上ありますが、このうち特別な3種類のイオンカードを持っていれば、イオンシネマの通常大人一般1700〜1800円の映画料金が、なんといつでも1000円で見れてしまいます。さらに同伴者も1000円の優待価格です!
映画が1000円で見れる特別な3つのイオンカードがこちら。
カード名 | イオンカード(ミニオンズ) | TGCカード | イオンカードセレクト (ミニオンズ) |
---|---|---|---|
券面 | |||
ブランド | |||
入会金・年会費 | 完全無料 | 完全無料 | 完全無料 |
映画割引 | イオンシネマが1000円 | イオンシネマが1000円 | イオンシネマが1000円 |
その他特典 | USJでポイント10倍 | TGCチケット先行販売 TGC会場の物販10%OFF |
USJでポイント10倍 |
家族カード・ETC | ○ | ○ | ○ |
WAON機能 | ー | ○ | ○ |
イオン銀行 キャッシュカード |
ー | ー | ○ |
海外旅行保険 | ー | ○ | ー |
イオンシネマで映画を見る人であれば、イオンカードはとてもおすすめです。
イオンカードとエポスカードを比較
エポスカードの特徴・メリット
エポスカードの特徴・メリット
エポスカードは、「マルイ」「マルイシティ」「マルイファミリー」「モディ」などを運営する株式会社丸井グループの子会社、株式会社エポスカードが発行してクレジットカードです。
エポスカードの特徴
まずエポスカードの特徴についてまとめてみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
年会費 | 無料 |
ブランド | VISA |
貯まるポイント | エポスポイント |
ポイント還元率 | 0.5% |
追加可能カード | ETCカード(無料) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険(利用付帯)・クレジットカード盗難補償(全額) |
エポスカードには、以下のような特徴があります。
- 発行手数料・年会費が無料
- 国際ブランドはVISAのみ
- カード利用で「エポスポイント」が貯まる
- 通常のポイント還元率は0.5%
- 海外旅行傷害保険が付帯する
- 全国約1万のお店でエポスカード会員限定の割引やサービスが受けられる
- マルイで年に4回10%オフでショッピングができる
その他にもエポスカードのメリットを挙げてみると、
エポスカードのメリット
エポスカードは最短5分で発行可能!
エポスカードも、イオンカード同様にweb経由の申し込みで最短5分でカードが発行できます。
カード情報をスマホアプリに取り込むことで VISA のカード番号・CVCコード・有効期限が発行されるので、そのカード情報をもとにネットショッピングができますし、Apple Pay や Google Pay に紐づければ、お店のレジでキャッシュレス決済を利用することもできます(この場合、プラスチックカードは約1週間で自宅に届きます)。
また全国のマルイ店舗内などにある「エポスカードセンター」へ出向けば、当日中にプラスチックカードを受け取ることも可能。
イオンカードの店舗受け取りは国際ブランドが入っていない「仮カード」でしたが、エポスカードの場合、当日発行されるカードは国際ブランドVISAが使える「本カード」です。
マルイ店舗内などの「エポスカードセンター」がお近くにあれば、海外旅行など急にクレジットカードが必要になった場合でも即日発行・即日受け取りが可能です。
エポスカードのメリット
海外旅行傷害保険が付帯
エポスカードには海外旅行傷害保険が付帯(利用付帯)しています。
利用付帯とは、そのクレジットカードで旅行代金や航空機のチケットを買っていた場合に限って保険が適用されるものです。
一方のイオンカードは50数種類あるものの、ほとんどカードに海外旅行傷害保険が付帯してなく、海外旅行傷害保険が付帯していて補償内容がおすすめできるのは「TGCカード」しかありません。
エポスカードとTGCカードの海外旅行傷害保険の補償内容を並べてみるとこうなります。
保険の種類 | エポスカード (支払限度額) |
TGCカード (支払限度額) |
---|---|---|
傷害による死亡・後遺傷害 | 500万円 | 2,000万円 |
傷害による治療費用 | 200万円 | 200万円 |
疾病による治療費用 | 270万円 | 200万円 |
携行品損害 | 20万円 | 20万円 |
賠償責任 | 2,000万円 | 3,000万円 |
救援者費用など | 100万円 | 200万円 |
エポスカードもTGCカードも、ともに「利用付帯の海外旅行保険」ですが、補償内容には違いがあります。
総じていうなら TGCカードの補償内容はエポスカードに比べて優秀で、年会費無料の海外旅行傷害保険付きのカードを選ぶなら、TGCカードを選ぶのが良いでしょう。
エポスカードのメリット
エポスカードも映画がお得!さらに…
イオンカードにはイオンシネマの割引特典がありますが、エポスカードにも映画の優待特典があります。
- イオンシネマが1400円(大人一般料金1700〜1800円→1400円)
- ユナイテッドシネマが1300円(大人一般料金1900円→1300円)
- シネプレックスが1300円(大人一般料金1900円→1300円)
- HUMAXシネマズが1300円(大人一般料金1900円→1300円)
といった具合。さすがにイオンカードのように1000円で映画を見れるカードはありませんが、その分、幅広い映画館で割引が適用されます。
ただし、イオンカード&イオンシネマの割引がネット完結で簡単に完了するのに対して、エポスカードの割引はローソン・ミニストップのLoppi(ロッピー)で事前に申込券を発行し、映画館の窓口で映画入場券と引き換える手順が必要になるので少し手間がかかります。
ちなみに、エポスカードは映画割引だけではなく様々な施設と提携していて、エポスカード会員限定の割引やサービスが受けられます。遊園地や動物園、水族館といった施設割引もありますので、有効に活用してお得に遊びましょう。
エポスカードのメリット
マルイで年に4回10%オフでショッピングができる
エポスカードは、イオンカードほどグループ内での利用にメリットがないのですが、マルイで年に4回開催される「マルコとマルオの7日間」というセール時は、エポスカードを利用してマルイで買い物をすると10%オフになります(ネット通販「マルイウェブチャネル」での購入も対象)。
これはセール商品も対象なので、セールで安くなっている商品を更に10%オフで購入できるというわけ。シーズンごとにマルイでセールを利用して洋服や小物類を買い揃える、というような人は、このためだけにエポスカードを持っておくのも悪くないでしょう。
イオンカードとエポスカード、どっちがおすすめ?
ここまでイオンカード・エポスカードの特徴・メリットを見てきましたが、「イオンカードとエポスカードのどちらを持つべきか」について、結論をまとめていきましょう。
イオンカードとエポスカードどっちがおすすめ?
イオングループの利用が多い人は迷わずイオンカード!
すでに紹介したように、イオンカードは、イオングループの店舗で使うと「ポイントが貯まりやすい」「買い物代金が割引になる」といったメリットを享受できます。
イオンやイオンモールは、食料品から日用雑貨、衣料品や電化製品まで、日々の生活に必要なものならほぼ何でも売っています。そのため「週末はイオンやイオンモールでまとめ買いをする」という人も多いでしょう。
このように「イオン系列のお店で買い物をする人」や、イオンシネマを含めて「イオングループのサービスを使う人」は、イオンカードがおすすめです。
目安として「月に何回かイオン系列のお店を利用する」という人であれば、イオンカードをおすすめします。
イオンカードとエポスカードどっちがおすすめ?
条件が合えば、エポスカードがおすすめ!
エポスカードは「海外旅行傷害保険が付帯」していて「VISA付帯の本カードが即日発行可能」です。
ある日突然海外へ行く必要が生じ「すぐにクレジットカードを作りたい」という場合は、全国のマルイ店舗内などにある「エポスカードセンター」へ出向く必要がありますが、エポスカード一択になるでしょう。
また「マルコとマルオの7日間」の期間中にマルイでよく買い物をする人も、エポスカードは持っておくべき。やはりセール対象品も10%引きになる、というのは大きなポイントになるでしょう。
イオンカードとエポスカードのおすすめは?:まとめ
ということで今回は、イオンカード・エポスカードそれぞれのメリットを紹介した上で、どっちがおすすめなのかを紹介しました。
イオンカードとエポスカードとではメリットが異なるので、一概にどちらがおすすめと断言することはできません。今回ご紹介したそれぞれのカードの特徴を理解した上で、自身のライフスタイルや使い方と照らし合わせて判断しましょう。
どうしても決めきれないということであれば、「両方持つ」という選択肢もありです。
イオンカードもエポスカードも発行手数料・年会費は無料ですから、持つこと自体での負担はありません。「両方のメリットを使える時に使う」というのが最も賢い答えなのかもしれませんね。
イオンカードもエポスカードも今ならお得な入会キャンペーン中(2023年11月現在)なので見逃さないようにしましょう!