更新日:
仕事やプライベートで車を利用する機会が多い人にとって、ガソリン代と並んで高速道路代は大きな悩みの種だと思います。
そこで提案したいのが、高速道路でクレジットカードを活用すること。
クレジットカードの中には、通行料金の支払いに使うと料金が割引になったり、ポイントが貯まるものがあります。また、サービスエリアやパーキングエリアがお得に利用できるものも多いです。
ということで今回は、老若男女を問わず高い人気のあるイオンカードを使って高速道路をお得に使う方法について紹介してみましょう。
高速道路をお得に利用できる5つのイオンカード
2023年11月現在、イオンカードは様々な特徴を持つ多彩な提携クレジットカードが、50種類以上も発行されています。
その中で「高速道路をお得に利用する」ことに特化してセレクトすると、5種類のカードをピックアップすることができます。
この5種類のカードはすべて高速道路の運営会社と提携したもので、ETC専用カードを別途申し込まなくても最初から自動的に付いた状態で届きます。
つまり高速道路を利用する為のイオンカードなのですが、ここではまず、この5種類のカードの特徴を1つずつ見ていきましょう。
高速道路がお得なイオンカード
イオン E-NEXCO pass カード(WAON一体型)
まず最初に紹介するのは「イオンE-NEXCO pass カード(WAON一体型)」です。
「E-NEXCO」とはNEXCO(ネクスコ)東日本、つまり東日本高速道路株式会社を指します。
そして「E-NEXCO pass」とは、NEXCO東日本と提携している、高速道路料金がお得になるクレジットカードの総称のこと。
イオン E-NEXCO pass カードには、以下のような特徴があります。
- 貯まった「WAON POINT」を「E-NEXCOポイント」に交換できる
- NEXCO東日本のSA/PAの対象店舗での利用でポイント還元率が2倍になる
貯まった「WAON POINT」を「E-NEXCOポイント」に交換可能
すべてのイオンカードは、200円(税込)の利用ごとに1円分のポイント(WAON POINT)が付与され、貯まったWAON POINTは、対象店舗で1ポイント = 1円相当で利用できる他、電子マネーWAONにチャージしたり、様々な商品と交換することができます。
イオン E-NEXCO pass カードは、それに加えて、貯まったWAON POINTをNEXCO東日本の「E-NEXCOポイント」に交換することができます。
E-NEXCOポイントも1ポイント = 1円相当でNEXCO東日本管内のSA/PAでのショッピングや、ETC料金、「ドラぷらショッピング」というショッピングサイトの決済に利用可能です。
ちなみに、WAON POINTとE-NEXCOポイントの交換レートは、WAON POINT:E-NEXCOポイント=1:1.2 となっていて、20%お得に交換できます。
NEXCO東日本のSA/PAの対象店舗での利用でポイント還元率が2倍
前述のように、イオンカードは通常、200円(税込)の利用で1円分のポイント(WAON POINT)が還元されます。
しかし、NEXCO東日本エリアのSA/PAの対象店舗で利用すると、200円(税込)の利用で倍の2円分のポイントが付与されます。
つまりNEXCO東日本エリアのSA/PAで頻繁に利用することで、WAON POINTが貯まりやすい、というわけです。
高速道路がお得なイオンカード
イオン首都高カード(WAON一体型)
次に紹介するのは「イオン首都高カード(WAON一体型)」です。
「首都高」とは、いうまでもなく首都高速道路株式会社が管轄する首都高速道路のことで、イオン首都高カード(WAON一体型)は、首都高の利用がお得になるカードとなっています。
イオン首都高カードの特徴は、以下の通りです。
- 日曜日に首都高を利用すると通行料金が20%オフになる
- 首都高PAの対象店舗での利用でポイント還元率が5倍になる
日曜日に首都高を利用すると通行料金が20%オフ
日曜日にイオン首都高カードのETC専用カードを使うと、首都高の通行料金が請求時に20%オフになります。
日曜日のお出かけに首都高をよく利用する人にとってはメリットが大きい特典です。
首都高PAの対象店舗での利用でポイント還元率が5倍
首都高のPAの売店やレストランでカードを利用すると、WAON POINTが基本の5倍、つまり200円(税込)の利用で5ポイントが貯まります。
これ自体は大きなメリットですが、首都高のPAは大黒PAや市川PAなどの例外を除くと規模が小さく、自動販売機が置かれているだけというところも少なくありません。
数値上は2.5%のポイント還元率ではありますが、使い勝手としてはあまり良くない特典かもしれません。
高速道路がお得なイオンカード
イオン NEXCO中日本カード(WAON一体型)
次に紹介するのは「イオン NEXCO中日本カード(WAON一体型)」です。
イオン NEXCO中日本カードには、以下のような特徴があります。
- 毎月20日・30日に高速道路を利用するとポイント還元率が2倍になる
- WAON POINTを高速道路料金にできる
- NEXCO東日本のSA/PAの対象店舗での利用でポイント還元率が2倍になる
毎月20日・30日に高速道路を利用するとポイント還元率が2倍
イオン NEXCO中日本カード(WAON一体型)は、毎月20日・30日にETCカードを利用すると、WAON POINTが基本の2倍、つまり200円(税込)の利用で2円分のポイントが貯まります。
WAON POINTを高速道路料金に充当可能
イオン NEXCO中日本カードの利用で貯まったWAON POINTは、「ETCマイレージサービス」の無料通行分に交換できます。
ETCマイレージサービスとは、別途申し込みが必要ですが、ETCカードの利用料金に応じてポイントが還元されるサービス。
そして貯まったポイントは無料通行分に交換の上、通行料金の支払いに利用できます。
WAON POINTを無料通行分に充当する場合、まずイオンカードの「暮らしのマネーサイト」でETCマイレージサービス無料通行分に交換した上で、ETCマイレージサービス側に充当する、という流れです。
ちなみに交換レートは1000ポイントで1000円分の無料通行分。
前述の「イオン E-NEXCO pass カード」では、WAON POINTとE-NEXCOポイントとの交換レート(1:1.2)でしたので「イオン E-NEXCO pass カード」の方がお得に使えそうです。
NEXCO中日本のSA/PAの対象店舗での利用でポイント還元率が2倍
イオン NEXCO中日本カードをNEXCO中日本のSA/PAで利用すると、基本の2倍、200円の利用で2円分のポイントが貯まります。
NEXCO中日本管内には、日本一大きなSAとして知られる東名高速道路海老名SAを始め、ちょっとしたテーマパークやショッピングモールに匹敵するようなSAがいくつかあります。
そのためカードの使い道も多く、意識して使うとポイントが貯まりやすいといえるでしょう。
高速道路がお得なイオンカード
イオンNEXCO西日本カード(WAON一体型)
次に紹介するのは「イオンNEXCO西日本カード(WAON一体型)」です。
イオンNEXCO西日本カードには、以下のような特徴があります。
- 全国の高速道路のETC走行で月~金はWAON POINTが基本の2倍になる
- 全国の高速道路のETC走行で土日はWAON POINTが基本の3倍になる
- WAON POINTを高速道路料金にできる
- NEXCO西日本のSA/PAの対象店舗での利用でポイント還元率が2倍になる
全国の高速道路のETC走行で月~金はポイント2倍
イオンNEXCO西日本カードは、全国の高速道路でのETCの利用で、月~金ならWAON POINTが基本の2倍、つまり200円で2円分のポイントが貯まります。
重要なのは、NEXCO西日本管内の高速道路だけではなく、NEXCO東日本やNEXCO西日本管内の高速道路、首都高速道路や阪神高速道路といった全国の高速道路の利用でポイントが2倍になる、という点です。
日本全国ほぼどこの高速道路を使ってもポイントが2倍になるので、仕事で色々な所に行く人・移動範囲が広い人・旅行に行く機会が多い人には非常におすすめといえます。
全国の高速道路のETC走行で土日はポイント3倍
平日のETC走行はポイントが2倍でしたが、土日のETC走行は何とポイントが3倍になります。
もちろん対象はNEXCO西日本管内だけではなく日本全国の高速道路。
そのため、土日しか車を利用しない人でもポイントが貯まりやすく、使い勝手の良い特典といえます。
WAON POINTを高速道路料金に充当可能
イオンNEXCO西日本カードも貯まったイオンカードのポイント(WAON POINT)をETCマイレージサービスの無料通行分に交換できます。
気になるイオンNEXCO西日本カードの交換レートは、1000ポイントで1200円分の無料通行分。
交換レートでみると、イオンNEXCO西日本カードはイオンE-NEXCO pass カードと並んで相対高位になっています。
NEXCO西日本のSA/PAの対象店舗での利用でポイント還元率が2倍
イオンNEXCO西日本カード(WAON一体型)をNEXCO西日本のSA/PAで利用すると、基本の2倍、200円の利用で2円分のポイントが貯まります。
高速道路がお得なイオンカード
イオンTHRU WAYカード(WAON一体型)
最後に紹介するのは「イオンTHRU WAYカード(WAON一体型)」です。
THRU WAYカードとは、阪神高速サービスのETCカード付きのイオンカードのこと。
イオンTHRU WAYカードには、以下のような特徴があります。
- 毎週日曜日の阪神高速通行料金が5%オフになる
- 阪神高速PAの対象店舗での利用でポイント還元率が10倍になる
毎週日曜日の阪神高速通行料金が5%オフ
イオンTHRU WAYカードは、毎週日曜日に阪神高速道路でETC専用カードを使うと、通行料金が請求時に5%オフになります。
阪神高速PAの対象店舗での利用でポイント還元率が10倍になる
イオンTHRU WAYカードを阪神高速PAの対象店舗で利用すると、基本のなんと10倍、200円の利用で10円分のポイントが貯まります。
阪神高速PAの対象店舗の他、阪神高速サービスが運営するコインパーキング「阪高ファインパーク」や、産地直送市場の「ナナ・ファーム須磨」内の対象施設・店舗の利用もポイント還元率10%の対象です。
高速道路を最もお得に利用できるイオンカードは?
ここまで高速道路に関する特典がある5つのイオンカードを見てきましたが、紹介したイオンカードのうち、高速道路を最もお得に利用できるカードがどれか、についてまとめてみます。
高速道路が最もお得なのは
文句なしでイオンNEXCO西日本カード!
高速道路を最もお得に利用できるイオンカードは、文句なしでイオンNEXCO西日本カード(WAON一体型)です。
先に紹介した5つのイオンカードのうち、イオンNEXCO西日本カードだけが全国の高速道路利用に対するポイント還元があり、実質的な値引き額を考えると最もお得になります。
イオンNEXCO西日本カードは、西日本居住者に限らず、どこに住んでいる人でも申し込むことができるので、高速道路をお得に使いたい、という人はぜひ「イオンNEXCO西日本カード(WAON一体型)」を選びましょう!
すでに他のイオンカードをお持ちの方へ
お持ちのイオンカードから「イオンNEXCO西日本カード」への切り替えはできません。イオンカードは年会費無料で複数枚持っていても大丈夫なカードなので、新規に「イオンNEXCO西日本カード」を発行しましょう。
イオンカードで高速道路をお得に乗る方法:まとめ
以上、イオンカードで高速道路をお得に乗る方法として、5つのイオンカードを紹介しました。
最もお得に乗れるカードは、間違いなくイオンNEXCO西日本カード(WAON一体型)です。イオンNEXCO西日本カードを使えば、平日・土日問わず、通行料金に応じてイオンカードのポイント(WAON POINT)がどんどん貯まっていきます。
そして貯まったポイントは、お得なレートを活かして ETCマイレージサービスの無料通行分に交換するのがおすすめ。
イオンカードは入会金も年会費も無料。高速道路を利用する人であれば、イオンNEXCO西日本カードを手に入れておきましょう。